2007 MTB アジア大陸選手権
in 中国/蘇州



大会開催地 中華人民共和国・江蘇省・蘇洲市 
大会期間  2007年8月2日〜6日


XC開催日時:20078月3日(金)  天候:晴れ  気温:32

公認:UCI国際自転車競技連盟



◆矢沢 みつみ


●使用BIKE:SPECIALIZED S-Works EPIC
●タイヤ:前 SPECIALIZED Roll X     
      後 SPECIALIZEDサウザーウィンド     


今回のアジア選手権は、来年の北京オリンピックの枠取りがかかった、とても大切な戦いでした。
この戦いに向けて、準備をし、臨みました。
 
灼熱の中で過ごした前半2日間。
40度以上の気温の中での試走に、体は
悲鳴をあげました。
体の中に熱がこもってしまい、両足がつったような感じになり、
動かなくなってしまいました。
夜、マッサージを受け、翌日2日目の試走。
昨年、
途中メカトラで走り続けることができなくなってしまいました。
それが自分自身の
中に、根深くあり、また、足もまた同じようになってしまうのではないか・・・
という不安もありました。
2日目の試走はコースを覚えるというよりも、1周回って
こられるかどうか、まずはそこでした。
気持ちはメラメラと前向きなものの、その夜も
お尻が痛すぎて、不安が残ったままの夜でした。
 
レース当日、気温は今までよりも少しだけ低め。
日本の真夏日程度の暑さでした。
体感気温的に、これなら大丈夫、いけると思いました。フィードは全部で3箇所。
それをフルに使っていただき、それぞれの場所で、かけ水を取れる体制にありました。
実際、熱中症で救急車で運ばれた女子選手もいたようで、スタッフの体制を本当に
ありがたく感じました。
 
スタートは6番目のコール。
中国人選手の後ろに並びました。
スタート前、今までに
無い気持ちが湧き上がってきました。
しっかり走らなければという緊張感、顔がこわばりました。
また、反対に、リラックスしていつもどおり走ろうという気持ちもしっかりと持っていることができ、慌てず、落ち着いてスタートラインに立てました。
 
スタートと共に、土の上り30メートル。その後がれた上り100メートル位。
ラインが途中から
少なくなるから、それまでに前に出ていなくちゃならないと思い、距離を考えながらのダッシュをしました。
途中他国の選手2名の姿が目に入ってきたけれど、あそこで前に出ようというポイント
があったので、そこを狙っていました。
その通り、前に出ることができ、日本チーム3人が続けて
並ぶことができました。
 
その後、シングルに入り、中国人選手3人、片山選手、に続いて走っていました。
シングルの
入り口で、すぐ前にいる片山選手に、後が私、その後が真下選手であることを告げ、少しでも安心して走れればいいと思いました。
シングルの中は、縦の動きがあるコースで、しばらく行くと
上りが始まりました。
乗れないところも多く、かなり押しが入るコースでした。
集中して力を入れるところ
抜くところを考えながら走らなければなりません。
水分を補給するところが無いため、自転車の押し
区間に入ったら、すかさずこまめにとっていきました。
長い上りが終わり、第2フィードでスタッフの方々
がかけ水などを用意してくれていました。
3つのフィード全てでしっかりかけ水もし、水分も補給するように
心がけました。
 
コースの中では、下りも急で、難しかったです。
前日の雨で、試走のときよりも少し滑りやすくなっていて、
1周目は、何度か転倒しました。
1周目が終わる1キロ手前で、プシューという音が聞こえてきました。
やばい、パンクだ!!と思ったけれど、慌てず、タイヤが外れないように、行ける所までベコベコの状態で走りました。途中、真下選手が追いついてきたので、先に行ってもらいました。
フィードの少し手前から
自転車を押して走り、メカニックの仁木さんにタイヤを交換していただきました。
落ち着いて、ボトルの水分、
ジェル等を補給して、そこからまた集中しなおして進みました。
ちょっと休憩がはさめたおかげで、その後の
シングルの下りもしっかり下れました。
ただ、もう、パンクなどのメカトラは許されないと思い、下りはスピードを
抑え、だいぶ慎重にいきました。
下り区間で真下選手に追いつき、そこから前に出て行きました。
 
3周目は暑さとの戦い。
足も2周目途中くらいから、つりそうな感覚を何度か感じつつ、あまり考えないように
していました。
持っている力は全て出し切っての、3周を終え、5位でのゴールでした。
とっくの昔にゴールしている
中国人選手3人の表彰式がもう始まっていて、力の差を今年も見せ付けられました。
自分自身をもっと追い込み、
鍛え、速くなりたいと心の底から思いました。
今回のアジア戦で、来年のオリンピックの枠を得たわけですが、
それに向かい、自分にできる最大限の努力をしていきたいと思います。
 
日本からたくさん応援していただき、心強かったです。ありがとうございました。



物議を醸した今年のアジア大陸選手権であったが、来年の北京オリンピックXC種目への出場枠を決める非常に重要な大会であり、日本人が一丸となって、オリンピック国別枠獲得に挑んだ。
男子は上位二カ国、女子は上位一カ国に出場枠を獲得できるが、女子は世界のトップを行く中国は、既に世界(UCI) ランキングでの出場枠が確定しているので、中国に次ぐゴールが必須と言えた。
中国以外に対して日本勢の誰かがトップであれば、出場枠を獲得することができるということになる。
今回は、確実に枠を獲得する為、中国との勝負には拘らず、中国に次ぐゴールを目標にした作戦が効を奏した。
一方で、男子は今回は残念な結果となってしまったが、竹谷選手をはじめとし、男子選手達の協力なくして、今回の枠獲得はなし得なかったと言える














◆Resalt

 ●女子エリート XCO 5.5km x 3

1

LIU Ying

中国 1時間34分44秒386
2 REN Chengyuan 中国 1時間37分30秒558

3位

WANG Jingjing 中国 1時間39分31秒403
4位 片山 梨絵 日本 1時間44分58秒887
5位 矢沢 みつみ 日本 1時間54分37秒390
6位 真下 正美 日本 2時間2分41秒230

 ●男子エリート XCO 5.5km x 4 

1

JI Jianhua 中国 1時間40分33秒115

2

ZHANG Haitao 中国 1時間41分47秒362
3位 CHAN Chun Hing 香港 1時間43分16秒527
5位 小野寺 健 日本 1時間45分58秒393
6位 竹谷 賢二 日本 1時間46分39秒399


MTBアジア選手権派遣選手インタビュー CYCLING TIME.com


※本掲載記事の許可ない転載は禁止します。
(C) 2007 sy-nak All rights reserved