2007 JCF MTB ジャパン・シリーズ
クロスカントリー第4戦 富士見




日時:20076月2〜3日  天候:晴れ時々曇  気温:23

会場:富士見パノラマスキー場
主催:MTBジャパンシリーズ富士見パノラマ大会実行委員会
後援:日本自転車振興会 (財)自転車産業振興協会 (財)日本自転車普及協会
    富士見町 富士見町観光協会 (財)富士見町開発公社 日本MTB協会
公認:(財)日本自転車競技連盟



◆中込 由香里

●使用BIKE  SPECIALIZED S-Works カーボンHT
●タイヤ     前 Sワークス ファーストトラック SLK 1.8気圧 
          後 Sワークス ファーストトラック SLK 1.8気圧

前回に次ぐドライコンディションでのレース。
当日の天気も良く、観客の人々も多い。
応援に駆けつけて下さった方々も多く、テンションも高まりスタートを向かえる。

今回は、前後とも、最も漕ぎの軽いSLKを履く事が出来、勾配もきつい上りの多いこのコースでは有利だ。
三週連続のレースとなるが、先週のレースからはうまく回復しているように感じる。
ただ、連戦の時は自覚出来る疲労以上に、芯に残っている疲労のようなものがあって、いざレースとなると、うまく体が動かないといった事も何回も経験しているので、間のトレーニング、食事などは気を使った。

先週の良い感覚を持ちつつ、挑戦。
今回は、女子だけのスタートだった。
スタートもうまくいったが、無理はしているので、つけは来る。
1周目中盤でトップから遅れをとってしまうが、たまった乳酸で、極力ペースを落とさないように我慢して、再び自分のペースを作っていく。
その間、2人に抜かされたが、うまく自分のペースを作れていると感じたので、あせらずに走る。
今日のレースは、2時間オーバー、タフなコースなので、レースを組み立てる。
トップとのタイム差も常に教えてもらっていたので、ぎりぎりチャンスがある感じだった。
トップとは50秒前後の差で、最高40秒弱まで縮まったが、それ以上上げる事は出来ず、1分4秒差でゴール。

前回、今回と、今の自分の力はフルに発揮出来たと思うし、いいレースが出来たと思う。
現時点で、トップの選手とは、総合力ではまだまだ力の差があるが、条件次第では闘える所まできている事を感じる事が出来た。

ここまで来たら、やはり勝ちたい。
勝ちたいという気持ちは、常にあるけれど、簡単に言える言葉ではないし、アテネオリンピック以降、やっと本気で思えるようになった。
どこまで出来るか・・・挑戦!

今回、レースデビューしたのが、スペシャライズドDforWのNewシューズ。
今まで使用していた物より、フィット感も良く、うまくフォールドされている感じで、重量も軽く、抜群だった。
見た目にも、軽快な感じで余計軽く感じる。
今後とも愛用していきたいし、多くの女性ライダーにお薦めしたい一品だ。

今回は、スペシャライズドジャパンの社長自ら、社員の方も応援に来て下さって、とてもうれしかったです。
レース後に入れて頂いた、特設スターバックスのラテもおいしかった!
生き返ります。
応援に駆けつけて下さった皆さんの声が、とても励みになりました。
ありがとうございました。



終始30秒〜1分差でトップを追う




ペースをキープし、じわじわ差を詰める。




今回から使用したNewシューズ
SPECIALIZED BG PRO MTB WOMEN'Sシューズ
女性専用設計で、ソールはホワイトカーボン製の超軽量シューズ



◆矢沢みつみ

●使用BIKE:SPECIALIZED FSR
●タイヤ:前 Sワークス ファーストトラック SLK チューブレス(1.8気圧)
       後 Sワークス ファーストトラック SLK チューブレス(1.8気圧)

上りが多い、きついコースのイメージの富士見でのレース。
朝から天気も良かったので,水分を
しっかりとっていくことも大事だと思われた。
 
金曜日から試走を行い、シングルや砂利の下りもスムーズに走れるようにはなってきていた。
ちょっと、走りすぎたか・・・と、後から少し後悔したが。
今回は、芝の上りでスムーズに足を回していくことに意識を置いて走ろうと思った。
前回、ふみふみになってしまったので。
 
スタートはエキスパート男子の5分後スタート。
今回は後からということで、男子に絡んで走る場面がなく、前のような一人旅になってしまった。
スタートの混乱や渋滞など、考えられることはたくさんあるが、自分が最後まで前を追って走ったり、競って走るためには、一緒に走らせてもらえることが幸せなんだなあと、実感した。
 
スタート後、シングルにはいるまでの上りでは、どうにか3番手で行くことができた。
片山選手、由香里さん、私の順だったが、シングルに入る前には少し空いてしまった。
下りのシングルでは、コーナーでの減速をできるだけ少なくし、下りきるまでには、詰めることができた。
その後はまた、ひたすら上りになる。
前に2人の選手を見ながら、できるだけついて行けるようにした。
シングルを抜けてからのダイヤモンド型の上りゾーンで、由香里さんの前に出た。
2周目の長い上りの中で、田近選手に前に出られた。
しばらく我慢していたものの、3周目に入ったときに、由香里さんにも前に出られてしまった。
ちょうどフィードの少し上だった。
フィードでドリンクを受け取る時に、辰吾さんから「由香里についてけ!!」といわれたけれど、私が遅いのか、由香里さんが速いのか、全くついていけなかった。
ここでおいて行かれたら離れるばかりだ・・・と思いながら競い合って前を行く田近選手と由香里さんの姿があった。
私はそのバトルの中に入ることができなかった。
前の選手と比べても明らかに回転が遅い。
かといって、重いギアを踏めてるわけではない。
離れていって当然のこぎの違いがそこにはあった。
そんなことは考えていられないので、とにかく回していこうと気持ちを持ち直し前を追った。
 
後半にかけて、ラップタイムはどんどん落ちていってしまった。
今期のレースで一番のたれ具合になってしまった。
タイム差も大きく、あらゆる面で反省課題の多いレースだった。
 
たくさんの方が応援に来てくださり、声援をいただき、今の自分のベストの走りをしなければ・・・という気持ちが大きくありました。
走り始めて、もう中盤あたりから足も重く、ぱんぱんになっていて、心肺を追い込むところまではとてもいけませんでした。
自分自身、思うように走れていないことを感じています。
ひとまず富士見で一区切り。
もう一度、はじめから自分の走りを見つめ直し、全日本に向けて、作り直していきたいと思います。
たくさんの方からの応援を裏切らないよう、また、自分の満足いく走りができるよう頑張っていきたいと思います。
全日本、みていてください。
元気いっぱい復活の走りをします。
ありがとうございました。




タイヤも体も酸素注入?




2大会採用されたエキスパートとの同時スタートは、今回はシングルでの渋滞を考慮して、従来通り女子単独スタートを採用




2番手で2周目へ




            

◆Resalt

 ●女子エリート XCO 4km x 6

1

片山 梨絵

TREK

2時間030158

2

中込 由香里

team SY-Nak SPECIALIZED

2時間040566

3

田近 郁美

GOODHILL

2時間063160

4

矢沢 みつみ

team SY-Nak SPECIALIZED

2時間124142

 ●男子エリート XCO 4km x 8 

1

白石 真吾

シマノドリンキング

2時間134076

2

竹谷 賢二

SPECIALIZED

2時間145140

3

野口 忍

TREK

2時間164848


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