日時:2008年7月21〜22日 天候:晴れ 気温:27℃ |
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全日本選手権。 オリンピック選考会を終えてから、ターゲットにしてきた大会。 選考会で、トップとの差を見せ付けられていたが、世界選やオリンピックを考えなくてよいので、全日本だけを見据えてトレーニングに集中する事が出来た。 勝つ事は厳しいけれど、可能性はゼロではない。 走るからには、白ジャージを目指す。 昨年、大好評だったコースは、大きな変更はないだろうと予測し、トレーニングもコースを考えて行ってきたが、ほぼ逆周りという事で、意表をつかれた選手が殆んどだろう。 あまり、楽しいという感じではないが、試走を重ねるうちに、コースそのものはかなり好きになっていった。 ドライコンディションだし、自分の力を発揮出来易いように思えた。 レース当日、暑さも厳しく、上りも厳しいので、タフなレースになる事が予想された。 望む所だ。 体調も良い。 スタート召集の直前にアクシデント。 前輪のパンクを監督が発見。 急遽、スペアーホイールに履き替え、スタート地点に並ぶ。 スタートまで一分をきり、このまま行くしかないと思う。 ホイールも少し重く、タイヤもベストチョイスではないが、悪くはない。 パンクを見つけてもらっただけでも充分プラス、と思ってたら、走ってきた監督が交換するという。 スタートに間に合うのか? 私が逆の立場だったら、とてもそんな芸当は出来ない。 大丈夫か? すんなりと入らない。 パンクしたまま走り出した事を考えれば、少しぐらい遅れてスタートしたって良いや、と思った。 スタート15秒前に、リセットしてもらえた。 間に合った。スゴイ!ありがとう。 すぐにスタート! 良いスタートがきれた。 片山選手の背後に張り付いて、ゲレンデのつづらを上っていった。 無理をしすぎない上限位のスピードをキープ。 その間、二人の選手に抜かれてしまう。 ここで、開きすぎると、いつもと同じ。 我慢我慢と言い聞かせるが、脚が動いてくれない。 二周目後半の、つづらの下りで、ようやく二番手に上がれた。 苦しい事には変わりはないが、違う苦しみに変わってきた。 動かない苦しみから、追い込める苦しみに。 ここから、何処まで追い込めるかが勝負だ。 トップは、射程距離のタイム差ではないけれど、可能性はゼロではない。 このタフな条件でのレース。 本調子でないはずの、片山選手は、もっと苦しいはず。 その苦しみと闘っているのだから、私も闘わなければ勝てるはずはない。 周りが教えてくれるタイム差。 見えない相手を最後まで、必死に追った。 2位でゴール。 力は出し切ったと思うが、満足感は無かった。 かなわなかった。 力が違う。 解っているけど、挑戦する。 あきらめたら、終わりだから。 だから、満足は出来ない。 今回も、わざわざ秋田まで応援にきてくれたり、自分の過酷なレースが終わったばかりのクラブ員達がフィードに入り、懸命のサポートをしてくれた。 そうした気持ちにとても後押ししてもらえた。 サポート、応援して下さった皆様、本当にありがとうございました。 そして、また頑張ろうと思えました。 |
優勝の片山選手を中央に、左はシドニーまで共に世界を目指し闘った小林可奈子さん |
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コースががらりと変わった田沢湖のコース。
始めは上りが多くてきついなあという、印象しかもてなかった。
でも、試走を重ねていくうちに、面白みも出てきた。
今回の全日本選手権は、正直、体調やメンタル面など、トータルで見てみると、とても調子がよいとは言えなかった。
ここ数年のレースの中で、最もいけてない状態で臨まなくてはいけなかった。
色々な葛藤が自分自身の中にあった。
けれど、日本一を決めるとても大切なレースに出ないわけにはいかない。
今できる走りをしよう!
走ることだけに集中しよう!
そんな気持ちでいた。
試走で一緒に走っている由香里さんの調子はよさそう。
もしかしたら、いけるかも!
そんな期待も抱いた。
レースが始まって、すぐにやってくるつづらの上りは、6番で入った。
出口までに5位に上がったが、5位のまま3周目を終える。4位の選手は常に見えるところにいた。
このまま終わるわけにはいかないと思い、1つ順位を上げて4位で4周目を走った。
トップとはかなりのタイム差がついてしまった。
今の自分のをしっかり向き合って、これからまた、少しずつ上がっていきたい。
たくさんの応援してくださる気持ちを大切にして、ここからまたがんばっていきたいと思います。
応援に走りで応えていきます。
これからもよろしくお願いします!!
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◆Resalt
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