2008 JCF MTB ジャパン・シリーズ
クロスカントリー第4戦 富士見




日時:20086月1日  天候:晴れ  気温:21
コースコンディション:マッド

会場:富士見パノラマスキー場
主催:MTBジャパンシリーズ富士見パノラマ大会実行委員会
後援:日本自転車振興会 (財)自転車産業振興協会 (財)日本自転車普及協会
    富士見町 富士見町観光協会 (財)富士見町開発公社 日本MTB協会
公認:(財)日本自転車競技連盟



◆矢沢 みつみ

使用バイク: SPECIALIZED S-Works EPIC Carbon
使用タイヤ: 前後 SPECIALIZED S-Works THE CAPTAIN (1.8気圧)
●ウェア: Wave one
●アイウェア: adidas スーパーNova

オリンピック選考会から1週間が過ぎた。
この1週間のそれぞれの選手が感じてきたことは様々だろうと思う。
私は1週間ほとんど自転車に乗ることができなかった。
そのため、こんな状態でレースでしっかり走れるのか・・・
という不安がいっぱいだった。
また、逆に、この状態でどのくらい走れるのかという気持ちもあった。
極度の緊張から解き放たれ、少しリラックスした状態でレースの朝を迎えることができた。
 
前日の雨でコースはぬたぬた状態。
前日の試走では、普段はあまりないような転倒をした。
レースでは転倒だけはさけようと思っていたので、タイムロスはあるとしても、
いつもよりも慎重に下っていこうと決めた。
また、最後までたれずにゴールできることも目標のひとつだった。
 
スタートはもちろんトップで入りたかったが、速すぎる。
意外とシングルまでの距離は長いので、いきなりマックスで飛び出さず、焦らずにスタートした。
田近選手、由香里さん、片山選手、私という順に上っていった。
シングル入りの段階でかろうじて3位に浮上。
そのままシングルに突入した。
始めは泥で滑る路面に適応できず、必要以上にスローペース。
それでも、舗装に出た後の長いのぼりで2位に上がった。
 
いつもの感じで行くと、そこで、がむしゃらに踏んでオーバーペースになってしまうのだが、
今回は最後までいけそうなぎりぎりのペースで進んだ。
路面が重く、乗れないところもあったが、時間がたつにつれて、段々乾いてきて乗りやすくなっていった。
足への負担も大きいので、なるべく回していくように心がけて走った。
 
途中までは前も見えていたが、トップとの差は、選考会同様、少しずつ広がっていった。
見ている人からの言葉の中に、下りの差がある!といわれた。
ふむふむという感じだ。
コンディションがよくなっていったり、ペースを考えて走ったりしたせいか、後半にかけてラップタイムも上がっていった。
 
レースを通して、課題もたくさん見えてきた。
間近に控えた世界戦、来月の全日本に向けて、自分自身の課題を少しずつクリアーしていき、
レベルアップを図っていきたい。
 
今回もたくさんの応援ありがとうございました。
また、がんばっていきたいと思います。
 

極度の緊張から開放され、今回はちょっぴりリラックスムード?
Photo by 信州ふぉとふぉと館



Photo by 信州ふぉとふぉと館


◆中込 由香里

使用バイク: SPECIALIZED S-Works EPIC Carbon
使用タイヤ: 前後 SPECIALIZED S-Works THE CAPTAIN (1.8気圧)
●ウェア: Wave one
●アイウェア: adidas スーパーNova

八幡浜でのオリンピック選考会から一週間。
あの日を目指してやってきた選手達は、様々な思いを胸に過ごした一週間であったと思うし、充分な心と体の回復が出来てこの大会に臨めた選手は殆どいないだろう。

そんな中で、それぞれの選手がどのようにこの大会に臨むのかは、選手それぞれであったと思う。

自分の中でビッグレースと決めたレースの翌週に、通常のレースが行われる事は何度も体験してきた。
そして、そのレースこそが、自分自身の調子を最も掴みにくいレースである。
表面的な自分の感じる調子と、もっと奥深い部分での調子に誤差が生じる感じだ。

今回も走ってみないと判らない感じが大きかった。
軽く走るぶんには、気持ち良く、調子良い感じで走れていたので、もしかしたら良い走りが出来るかもしれないという期待と、期待に裏切られる可能性も高いな、という思い。
まあ、出来る事をやるしかないので、いつものようにレースに臨む。

箱館山、八幡浜と、いずれもスタート直後に痛い出だしとなっていたので、集中したスタートはうまくいったが、少し力を使い過ぎたか?
一周目は重い路面が動かない脚に追い討ちをかけ、やっと走っている感じだった。
二周目に入り、体も落ち着いてきた感じで、今日はタフなレースになるから、まだまだここから行けると言い聞かせて前を追っていった。
路面状況も少しづつ良くなっていき走りやすくなってきた。
応援も沢山貰って最後まで頑張って走れた。
ゴールは3位。
1位とも2位とも、かなりタイム差が付いてしまった。

ゴールをくぐる時に思う事。
どうしてとか、理屈とか無しに出てくる素直な感情。
毎回違う。
今回はただ悔しかった。
色んな思いが入り乱れた先週とはまた違い、ただ単に。

次のレースは、秋田田沢湖での全日本選手権。
1ヶ月半位、間があくので、きちんとリセットして、また挑戦したい。

今回は、会場まで駆けつけて下さったたくさんの生の声援にたくさんプッシュしていただきました。
応援ありがとうございました。


昨日の雨で、日陰はヌルヌルのマッドコンディション
Photo by
信州ふぉとふぉと館




Photo by 信州ふぉとふぉと館

◆Resalt

 ●女子エリート XCO 4km x 6

1

片山 梨絵

SPECIALIZED

1時間561337

2

矢沢 みつみ

team SY-Nak SPECIALIZED

1時間583948

3

中込 由香里

team SY-Nak SPECIALIZED

2時間004632

 ●男子エリート XCO 4km x 8 

1

小野寺 健

SUBARUGARYFISHER 

1時間582986

2

竹谷 賢二

SPECIALIZED

2時間004367

3

千田 尚孝

KHS Japan

2時間074546


Photo by 信州ふぉとふぉと館

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