日時:2009年9月22日(祭) 天候:曇 気温:18℃ |
ゴール後、優勝の片山選手と健闘を称えあう。 |
8月頭に、白馬での第5戦を終えてから、8月末の乗鞍ヒルクライムを終えるまで、約1ヶ月間は、トレーニングは殆どロードで、MTBには殆ど乗らなかった。 9月に入り、今回の富士見に向けて、MTBに乗り始めると、とても楽しかったけれど、予想通り感覚は鈍り、とてもレースを走れる感じはしなかった。 まあ、それは予想通りだったので、9月のトレーニングはオフロード中心、ロードトレーニングも殆どMTBバイクで行った。 幸い、富士見の会場は近いので、何回か会場でのトレーニングも出来た。 全日本の時の映像を仲間がしっかり撮ってくれていたので、勉強にもなった。 スピードやパワーが思うように出なかったり、イメージのように走れない部分はしょうがないとしても、コースをだいぶスムーズに走れるようにはなってきた感触は持てた。 そしてやっと、気持ち良いドライコンディションのレースを迎える事が出来た。 今回は、2日前に王滝120kmのレースを走り、そのまま富士見に乗り込んだ選手が何人もいた。 女子のトップをひた走る片山選手もその一人。 王滝のダメージがどれくらいあるかは解らないが、いつもより辛い事は確かだろう。 走れない状態で走る事は無いだろうけど、1つの挑戦ではあるだろう。 いつものように、楽な展開で勝っては、その挑戦の意味も無くなるだろうし、私もおもいきり挑戦してみたかった。 レースは予想通り、スタートから片山選手が先頭に立つ。 いつものようなキレは感じられないが、それでも自分を含めた周りの選手のペースより1枚上をいく。 何とか離されないようについていくと、最初の上りで2人が少し抜け出た形になり、レースが進んでいく。 片山選手は最初のテクニカルセクションでいきなり転倒もあったが、前に出られる所で自分が前に出るとまたすぐに抜き返してくる。 決して万全な状態では無くても、いつも通りの強い気持ちを感じ、その気持ちに自分も引っ張られた。 長い上りで少しずつ離れていく背中も、彼女がチェーンを落としてまた目の前になり、また少し開いては、自分が詰めれる所で少し詰めて、という感じで2周を乗りきる。 レースは5周回。 3周目に少し開いたけれど、まだいける。 4周目に詰める事が出来るか開いてしまうかが鍵だと思って必死だったが、相手にはペースアップ出来る力が残っていた。 4周目、5周目、見える背中が少しずつ小さく小さくなっていってしまった。 結局、最後は開いてしまったけれど、自分の中で出来る最大限の抵抗は出来たと思う。 勝ちたかったから、ゴールはやはり悔しかったけれど、片山選手との握手は少しすがすがしくもあった。 レースは苦しかったけど、今回は前向きの苦しさでした。 応援ありがとうございました。 |
![]() Photo by JOKO ![]() Photo by JOKO |
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◆Resalt
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