主催:第24回 全日本マウンテンサイクリング in 乗鞍実行委員会 構成団体:松本市/(財)日本サイクリング協会/のりくら観光協会/(株)長野放送 後援:長野県/長野県教育委員会/(財)長野県体育協会/(財)JKA/(財)自転車産業振興協会 (財)日本自転車普及協会/(社)自転車協会/中日新聞社 |
◆中込 由香里
一年間はあっという間。 今年も乗鞍がやってきた。 シーナックで走るのは3回目。 この大会にかける比重は年々上昇。 1回目の一昨年は、MTBレースの為のトレーニングレース的な感じと、お祭りレースを楽しむ感じを求めながら、自分への力試しという感じ。 2回目の昨年は、一つの大切なレースとして結果を求めた。 3回目の今年は、昨年のこの大会終了直後に、来年のこの大会への目標を持った。 今シーズンの中で、全日本MTB大会に続いて重要視した大会だった。 女子コースレコード 昨年、自分のタイムが1時間9分20秒まできて、もしかしたら来年は届くかもしれないと思えた。 だから、一年掛けの明確な目標を持てた。 今シーズンは、ロードバイクもグレードアップ。 昨年より1kgも軽量化され、記録更新の強い味方。 天候にも記録は左右されるが、幸いこの3年間は、記録に対しては好条件に恵まれていた。 自分自身の力はどうか? 昨年は、北京オリンピックの年でもあり、チームメイトと共に、気合の入ったシーズンインだったし、夏のトレーニングも強度の高いものが出来て好調で大会を迎えられた。 今年は、レースへのモチベーションという意味では難しい面もあったが、記録への目標を立ててしまっていたので頑張れた面が大きいという感じ。 この夏も仲間達と頑張ってトレーニングをし、走っている感じは好感触であったりしたが、タイムを取ると昨年より良い感じではない事が多かった。 レース前日、妥当な目標としては自己ベスト更新位と思ったけど、ピーキングがばっちり合えば・・・という思いもあり、やはりコースレコードを目標にしたかった。 レースは、いつものようにぺタルキャッチに失敗して、1歩出遅れスタートとなったが、すぐに前に出て周りは考えず飛ばしていった。 乳酸溜まっちゃわないギリギリの所を考えながら。 ギリギリの所、少し越えちゃったかな、ちょっとやっちゃったかな、と思いながらもこれくらいで行かないと記録は無理だしと・・・ 最初の3分位が難しい。 オーバーペースぎみだけど、何とか良い感じで走れていると感じて取った第1チェックポイントのタイムが、目標19分に対して50秒落ち。 昨年よりも30秒遅い。 ショック! 何とかここから、せめて昨年を上回っていかなければ・・・ ひたすら苦しいヒルクライムだったが、結果は1時間10分14秒。 昨年よりも54秒落ちのタイムだった。 ゴールした時は悔しい思いしかなく、せっかく優勝したのに、テレビコメントが生意気な物になってしまったと反省。 時間差でスタートしてきた仲間達も次々とゴールし、満足な顔、不満な顔、様々だったが、皆笑顔で写真を撮ったりして下山。 お風呂に入って、少しのんびりして表彰式。 ゴールした時は悔しい思いしか無かったけれど、やはりそれだけではなかった。 優勝出来た事はうれしかった。 記録という大きな目標に向かって、1年間頑張ってこれた事もうれしかった。 応援して下さった方々、一緒に頑張ってきた仲間達がいたからこそ優勝出来た。 本当にありがとうございました。 ◆関連情報 Cycle Style.net |
大勢の人々で賑わうヒルクライマーの聖地乗鞍 Photo by 信州ふぉとふぉと館 ![]() 大雪渓手前で力を振り絞る Photo by 信州ふぉとふぉと館 ![]() Photo by 信州ふぉとふぉと館 |
|
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
※本掲載記事の許可ない転載は禁止します。
(C) 2009 sy-nak All rights reserved