2014 第27回 全日本マウンテンバイク選手権大会




日時:2014年7月30日(日)   天候:曇りのち晴れ  気温:26℃

会場:日本サイクルスポーツセンター
   コースコンディション:ドライ&一部マッド
主催:財団法人 日本自転車競技連盟(JCF)

バイク: SPECIALIZED S-Works Fate Carbon 29  
タイヤ: Panaracer Driver 29 Pro (前後1.4気圧)
●ウェア: WAVE ONE
ヘルメット: OGK KABUTO ゼナード
アイウェア adidas tycane S
コンディショニング: アスリートネット湘南
心拍計: Polar RCX5

国内最高峰のこのレースは毎年行われているけれど、1年に1度きり。
フルメンバーで勝負が出来るレースだ。

毎回ここを1つのピークと設定していて、狙うは「全日本チャンピオン」であるが、向かう気持ちは毎年同じでは無い。
昨年は、奇跡でも運でも何でも良いからチャンピオンになりたいという気持ちが強かったけれど、今年はまた違うものがあった。


Photo by Ucchi

年明け早々に膝の古傷を痛め、気持ち的にももうレースは無理かなと思う時期もあった。
その時点で辞める決心もつかず、全日本まで出来るだけの事はやってみて、走れても走れなくても全日本で引退、という青写真も描いてみたりもした。
そんな事もあったけれど、励ましや手助けを頂きながら、シーズンスタートは遅れたものの、しっかりとレースを走れるようになり、全日本を最後にする事もなくなった。
また膝を痛めた事で今まで気づかなかった悪い癖を改善する事にも取り組めたのもプラスに繋がっている。

だから、全日本までどこまで上げていけるかが楽しい挑戦であったし、最後にしなくて良い全日本は特別な物ではなく、いつも通り、いやいつもより少し集中して臨む楽しみなレースだった。
そして、身体の調子も今シーズン最も良い状態で大会を迎える事が出来た。

Jシリーズでもバトルをしている長年のライバル小林選手、今シーズンからXCで世界に挑戦し始めたDH女王の末政選手、フィジカルは図抜けていて昨年のこの大会でも圧倒的な力を示した與那嶺選手。
4人とも走りのタイプは全く違うので、自分の長所を最大限に発揮しつつ総合的にどう走れるか。
勝負の行方はどうなるのか・・・

前日の雨の影響がコースコンディションにどの位影響するか。
タイヤの選択も前持って色々考えていて試していたし、過去の様々な経験や仲間の情報など、引き出しが多い分有利だとも思えた。
レースの日、一番スタートの男子ジュニア、マスター、ユースのレースを奥のシングルに見にいって、使うタイヤに確信を持てた。

今回の女子のレースはユース、ジュニア、エリートとカテゴリーが別れていて、周回数が違うものの同時スタートで行われ、人数が少ない女子が別のカテゴリーの選手にも刺激を与え合える良い機会になったと思う。

レーススタートは、末政選手を先頭に立ちグングンと進んでいった。
世界のXCレースを体験すると誰もがスタートダッシュ、1周目をどれだけ走れるかが最も重要だという事を感じるはずだ。
私も世界で走る中で痛感し最も重要視はしたが、若い選手や世界を目指す選手には特にスタートからガンガンいって欲しいといつも思っている。
今回は、北海道から参戦したユースの2選手が良いスタートを見せていたので、楽しみだと感じた。


Photo by Ucchi

周回数は6周。
1周目はドカンとは行けないものの、身体の動きが悪いわけでもなく、焦りはなかった。
2周目からは3番手走行。前に末政選手を見ながらの走行になる。
奥のシングルでは対面に與那嶺選手も確認出来る。
周回を重ね、トップとのTime差が思った程開かず、時折縮まるTime差に可能性を感じながら走る。

このレースを振り返って、何を思い走っていたかと思い返してみると、レース直後にインタビューを受けてた時に、あまり頭にあるものが無くてしっくりこない答え方をしてしまったけれど、こんな感じだったかなと思える。


Photo by Ucchi

1つは、前しか見たり思ったりしていなかった事。
レース中後ろは全く気にならなかった。
それと、見ていた方々は2位争いに興味を持たれていたかもしれないけれど、自分的にはそうではなかったように思う。
勿論1つでも順位を上げてやるという気持ちはあったけれど、もっと大きな思いがあった。

今回は会場まで足を運んでくれた仲間が沢山いて、沢山応援してくれていた。
そんな応援が凄く力になっていた事と、私の前を走っていて追いつけそうで追い付けない末政選手の走りも、凄く自分の力になっていた。
昨日のDHで偉業の全日本15連覇を達成し、ダブルエントリーの大変さはかなり想像出来る。そして今年からXCで世界に挑戦し、体型や走りも昨年とは全く変わった物となり、スタートから先頭に立ち、その頑張りの後ろ姿に自分も負けじと引っ張って貰えていた。

レース後半に入る直前でビッタリと追い付き、最初の芝上りは自分に部があったので、引き離すのはここしかないという思いはあって、そこは全力を尽くして前に行ったが、そこからは後ろから逃げ切るというよりも、貰った力を全てぶつけて前に追いつこうと思った。
Time差はあったが、最後まで全力を尽くした。


Photo by Ucchi

結果は2位。
そしてこれは全日本選手権。
悔しい気持ちはあるけれど、こうして今年も沢山の力を貰って全力で走る事が出来た喜びは何にも変えがたい大きなもの。
そして、まだもう少し上げていけるのではないかと感じている今。

女子ジュニアは、club SY-Nakの中島峻步が優勝し、いよいよ来月中国で行われるユースオリンピックを向かえる事となる。

沢山の応援、サポート、本当にありがとうございました!
素敵な仲間達に囲まれて、最高に幸せです。

夏です。
全日本が終わり、我がペンション SY-Nak cabin は最盛期を迎えます。
女将業、頑張ります!





 
女子ジュニアは中島峻步(club SY-Nak)が優勝
 

◆Resalt

 ●女子エリート XCO 4.2kmx6 25.5km

1 與那嶺 恵理 チーム フォルツァ!  1時間33分44秒68

2

中込 由香里 team SY-Nak

1時間35分14秒36

3 末政 美緒 DIRTFREAK/SARA 1時間35分51秒11

 ●男子エリート XCO 4.2km x7  29.75km

1  武井 亨介  チーム フォルツァ!  1時間23分15秒78 

2

山本 幸平

SPECIALIZED R

1時間23分32秒87

2

斉藤 亮

BRIDGESTONEアンカー 1時間24分09秒07

Photo by Ucchi