第32回 マウンテンサイクリング in 乗鞍 2017


日時:2017826日(土)~27日() 
天候:晴れ
気温18

会場:長野県/乗鞍高原

主 催  マウンテンサイクリング in 乗鞍実行委員会
後 援: 長野県教育委員会、長野県体育協会、長野県観光機構、松本市救育委員会、
    松本体育協会、美ヶ原観光連盟、中日新聞社、他関係団体


バイク: SPECIALIZED S-Works Amira
●ウェア: WAVE ONE
●ペダル: Look KEO BLADE2 Ti
●タイヤ Panaracer RACE Evo3 チューブラー
●クランク: Dixna ラ・クランク 162.5mm
ヘルメット: OGK KABUTO ゼナード
アイウェア adidas EVIL EYE HALFRIM PRO
シューズ: SPECIALIZED S-WORKS 6 ROAD WOMAN'S
コンディショニング K2ヘルス&フィットネス八ヶ岳えっちゅう



絶好のお天気。
絶好のコンディションで迎える事が出来た2017年「のりくら」

走ってすぐの感想は一言で言えば
「今回のレースに悔いなし。
ここに向けてやってきた事にも悔いなし。
でもやっぱり悔しいな~。」
という感じ。

一昨年、昨年と膝の調子が良くなくて思い切り走れなかったけれど、自分でも驚くような走りが出来たり学びがあったり。
本当にこの地には神様がいて力を頂けるんだと思えるくらい・・・

他の人とは比較しない。
自分のベストを尽くす。
ヒルクライムならそれが出来る。
2年前からは、そんな思いなら出来ると思え、そんな気持ちでやってきた。
今の自分にとって、他の人と比較する事に意味は無いと、半ば言い聞かせていたと思う。



今年はどうだろう?
自分に言い聞かせていた事を崩す勇気は無かった。
だけど、本心は何だったんだろうか?

調子は良かった。
何か自分のフェイスブックにも入れておきたくて、大会3日前に投稿した。

【今週末は「のりくら」

この夏は仲間に助けて貰いながら、SY-Nak cabinに合宿に来て下さった方達とも一緒にとても良いトレーニングが出来たし、身体の調子も良いのでレースがとても楽しみ。

乗鞍前に出しておきたいと思っていた近くの峠のタイムも最終チャンスでクリアー(自己Best)。

身体の最終調整でも先生に
「身体がとても走りたがってますね。
ワクワク感が身体から感じられる」と言われました~^ ^

「のりくら」では2008年に出した自己Best更新がいよいよ狙えるかも?という感じで、そんな目標もあるけれど、でもそれ以上に・・・

先日、乗鞍に出場する仲間と話をした時に
「そこに元々住んでいるクマとかライチョウとかにその場をお借りして走れる事に感謝して走りたい」って聞いて、それはとっても大切な事だと思った。
ずっと私も思ってきた事だったけど、今年は調子に乗って忘れかけていた事だった。

「せっかくその場をお借りして走るのだから、思い切り楽しんで走ってゴールして、彼らが「良かったね。来年もまた来てね」って思ってくれるように走ろうね。」
って約束した。
そんな走りをしたい。

聖地・・・
昨年も一昨年も、とてもとても大切な何かを頂いた特別な場所での特別なレース。
でも特別な事は何も無く「ありのまま」の自分でいこう!】

これは本心で書いたけど、それが総てではない感じがしていたのも事実。
夏のトレーニングも乗鞍のレースを常に意識して、やりたいレースが出来るように、自然にそういうトレーニングに持っていっていたと思う。

そしてレースを走ってはっきりしたのは、一番やりたかったのは今年はレースだったという事。
誰よりも速くゴールにたどり着きたいという気持ちは自己ベストよりも遥かに本心なんだと思う。

でも、それを誰にも言えなかったし、自分自身にも言えなかった。
可能性がゼロでないなら挑戦は出来る。
でも、それを言える程の自分では無かった。
公言出来なくても、スタートするまでにせめて自分自身に言えるくらい自分自身に正直になれていたら、少しは何かが違ったかな?
それは解らないけど、このレースを真剣に走ったから、今は自分自身の正直な気持ちが解るような気がする。

レースはスタートから予想通り金子選手が良いペースで先頭を引く。

レースをしようと思えば、自分にとってはオーバーペースと解っていても付いていくしかない。
だからそういうトレーニングをしてきたし、付いていけなくなってもそこから自分のペースを最後まで刻んでいけるように。

もしもタイムだけを狙うなら、スタートからマイペースで刻んでいった方が良いのかもしれないけれど、少しでも長くレースをして、粘れれば勝機が出てくる可能性もあるし、ダメでも自己ベストは出せるんじゃないか?くらいに考えていた。
やりたいのは個人タイムトライアルでは無い。

昨年と一昨年はとてもレースを出来る状態になかったから、スタートからマイペースで行ったけれど、それまでに比べ一番長く付いていき、その後はギリギリのマイペース。

思うように動かない身体に
「んー。少し粘り過ぎたか」
「いやいや、予定通り。ここからどこまで出来るか。
それがやってきた事じゃないか」
と言い聞かす。

三本滝の第一チェックポイントは、
スタートからのハイペースで稼げたかと思っていたのに、目標より遅れていた。
思わないようにしたけど、やっぱり「あー・・・⤵︎」
と少し思ってしまったのは事実。

三本滝を過ぎて少しすると、後ろから追い付いてきた選手が!
彼女は昨年より大幅に速くなって「美ヶ原」でも私の次にゴールした伸び盛りの選手。
頑張ってる選手からはパワーを貰える。
暫くして自分のペースになり、再び2番手単独走行となった。

今日のロケーションは最高で、雲海に浮かぶ青い山々が目に入ったが、そこから貰う感動は、何時ものように大きくなかったように思うし、ヒルクライムで時々訪れる翼が生えたような爽快感も訪れず、苦しい時間帯が続いた末のゴールだったように思う。
(久しぶりに撮って頂く「信州ふぉとふぉと館さんを見つけた時だけは自然と笑顔になれたけど)

気持ち良く、というよりはかなりムリやり走った感があった。


photo by 信州ふぉとふぉと館

「出来たよね」
思い切り走れなかった昨年はゴールしてそう思えた。
「出来なかったな」
思い切り走れた今年はゴールしてそう思った。
でも、どちらが良かったか、なんて比べる事は出来ない。

今年は辛かったし悔しかったけれど、全力を出してゴール出来た事、山頂で仲間達と一緒になれた事、やっぱり最高だ!と思えた。
思ったような走りが出来なくても、心からそう思えた事が3年前までと少し違った所かな。

好きで走っているヒルクライム。
何を目指さなきゃいけないとか、何を目標にしなきゃいけないとか、決められたものは無い。
自分自身の状態や気持ちも同じ事は無い。
それは毎回変わって良いものだと思う。
スタート前からそう思っていたけれど、素直な気持ちがゴール後にやっと解った気がした今回のレースだった。

タイムに関しては、色々なものが絡み合わないと上手く出せない難しさをまた改めて感じた。
天気が良く風も無い、一見タイムを出すには好条件に思えてもそれ程単純でもなさそうだ。
気圧とかその前後の天気とか、空気の渦のようなものとか。
集団で展開する男子のレースと違って、殆どの選手がほぼ単独走行しているような状態の女子レース。
単独走行でタイムを出すのに好条件ではなかったのかもしれない。
こじつけかもしれないけれど、今回はなんとなく、流れるプールの中を泳ぐような選手の流れの中を走るような感覚があまり無かったように思う。
実際にそういう流れがいつもより少なかったのか、私がそう感じただけなのかは解らないけれど。

トレーニングとは違う条件の中でトレーニング通りにいかない事があるのは当然だと思うし、全く同じ条件というのは2度と無い中で、自分の持っている引き出しを駆使しながら、その時の感覚を研ぎ澄ませながら、
色々と感じる事が出来、それらを味方に出来るようにしていく事はまだまだ出来ると思う。

「出来なかった」と思った足りなかったもの、探っていってまた挑戦したい。

それから嬉しい事に!
今年から「美ヶ原」と「乗鞍」の2つのヒルクライム大会を統合したシリーズ成績も争われるようになった。

「美ヶ原」と「乗鞍」はもう何回も出場させて頂いてきた大会で、毎回自分自身にもドラマがあり成長させて頂いてきた大好きな大会、大好きな場所。

その第一回チャンピオンになる事が出来た事をとても光栄に思います。
ここまで色んな力を頂いてきて成し得る事が出来たと思えるので、すっごく嬉しいし、感謝の気持ちでいっぱいです。
ありがとうございました!

まだまだやりたい走りがある。
まだまだ出来ると信じて向かっていきます!

次のレースは9月10日に一昨年より開催されるようになった地元の「佐久ヒルクライム」に出場します。
また走りの目標をしっかり定めて、「乗鞍」とはちょっと違った視線を持ちつつ楽しんできたいと思います。





◆Resalt

 ●男子チャンピオン  20.5km  標高差1260m
1位 森本 誠 GOKISO 55分13秒201
2位 田中 裕士 グランペールC 55分20秒566
3位 中村 俊介 SEKIYA 55分33秒663
 ●女子  20.5km  標高差1260m
1位 金子 広美 イナーメ 1時間10分57秒562
2位 中込 由香里 team SY-Nak 1時間12分25秒337
3位 狩野 綾 上毛レーシング 1時間14分17秒734

◆King of Matsmoto Hillclimb
 ●男子総合
1位 兼松 大和 team Green road
 ●女子総合
1位 中込 由香里 team SY-Nak