第18回 ツール・ド・美ヶ原 2017

日時:2017624日(土)~25日() 
天候:雨のち曇
気温20

会場:長野県松本市浅間温泉~美ヶ原

主 催  ツール・ド・美ヶ原自転車レース実行委員会
後 援: 長野県教育委員会、長野県体育協会、長野県観光機構、松本市救育委員会、松本体育協会、美ヶ原観光連盟、信濃毎日新聞社、市民タイムズ、他関係団体


バイク: SPECIALIZED S-Works Amira
●ウェア: WAVE ONE
●ペダル: Look KEO BLADE2 Ti
●タイヤ Panaracer RACE Evo3 チューブラー
●クランク: Dixna ラ・クランク 162.5mm
ヘルメット: OGK KABUTO ゼナード
アイウェア adidas EVIL EYE HALFRIM PRO
シューズ: SPECIALIZED S-WORKS 6 ROAD WOMAN'S
コンディショニング K2ヘルス&フィットネス八ヶ岳えっちゅう


昨年のこの大会は私にとって特別なものとなっている。
もうダメかな?と思ってしまった年明けから、また走れるようになり、レースとして、勝ちを目指して走れた大会、そして思い切り走れて勝てた大会。

この大会は2008年から出場し始め、女子クラス8連覇中。
Best記録は2010年。
コースレコードになっていた。

今シーズンは調子が良い。
今月に入り、トレーニングコースの20分を超える峠で自己Bestも更新していた。
昨年とはまた臨み方が違う。
走れるだけで本当に嬉しかった昨年。
今年も勿論その気持ちは失わないでいられたけれど、昨年とは状況も違う。
優勝やタイムを更新したいという気持ちは持ちつつ、でもそこには囚われない。
レースになったら思い切り楽しもう!と変な気負いは無く、精神状態も良い感じで迎えられた。

レースの朝は雨。
晴れるに越した事はないけれど、それ程気にならない。
スタートする頃にはほぼ上がっていたし上の方は降っていないようだった。
路面の滑りそうな所、危険箇所だけは注意する事を確認。

そしてスタート。
スタートから先頭に立つ事が多いこの大会だが、今回はいいスピードで前を行く選手がいた。
敢えて前に出る必要もないので後ろに付いて進めていく。
上りに差し掛かり、いいペースだと思いながら後ろで伺う。


Photo by N.Kobayashi

最初から前に出ていった見た事もない華奢な感じのその選手は、最初はすぐにペースを落とすだろうと思っていたけれど、激坂に差し掛かってもペースは落ちない。
これは危険な選手かもしれないと思いながらも、自分もペースを守り少し間隔が開く。

これ以上差を開けないようにと思いながらも少しずつ間隔が開いていく。
マイペースより少し上のペースを強いられながら距離が消化されていく。

自分は自分のレースをする。
でも意識は常に前にある。
変な焦りや心を乱されるという事もなく、自分の走りは出来ていた。
しかも前を追う気持ちがマイペース以上に自分を頑張らせてくれている感覚があった。


Photo by N.Kobayashi

そして遂に前の選手を視界に捉える事なくゴールを迎えた。
走りもタイムも悪く無かったが、トップで上る事は出来ず、9連覇も阻まれ、自身の持つコースレコードも塗り替えられた。

ゴールして、優勝した選手が話かけてきてくれた。
「Facebookとか見てて尊敬しています。
一緒に走れて嬉しかったです。
ありがとうございました。」
・・・と。

一緒になんて走れていない・・・
けど、素直にとっても嬉しかった。
ありがとう!
彼女は速かった!

悔しかった。
なぜ?
この所、私は走りは人とは比べないようにしていた。
勝ち負けよりも、レースでは今の自分のBestの走りをする事を重視していた。
上り調子である事も確認できたし、よく走れたでしょ?
何が悔しいの?

自己Bestが出せなかったからか?
勝てなかったからか?
よく解らないけれど、これがレースだからだと思う。

少ししてテレビのインタビューを受けた。
うっ!言葉を考えていなかった。
何て言おう。
3日前にトレーナーの先生がおっしゃっていた事が頭を巡った。
「言葉は思考パターンを変える事が出来る」
「インタビューを受けたら『最高です!ありがとうございました!』と言える選手でありなさい」

「最高です!」と言える気持ちでは無かった。でも・・・
苦し紛れに言ったのは
「悔しいと思える事が最高!」

苦し紛れに出た言葉だったけれど、言いながら本当にそうだなって思えた。
悔しい気持ちはマイナスの悔しさでは無くプラスの悔しさ。

優勝した彼女が出場していなかったら優勝出来たのに、9連覇出来たのに、とは全く思わない。
そんな事以上に大切な感情を持てたり刺激を入れて貰えたから。

そしてもう一つ、今回とても大きなものを得られたと思っている。
5月から私の生活パターンにそれまでと大きな変化があった。

人生ゲームで例えるならばマイナスでしかないと思える事で、このレースに上手く持っていけなくてもしょうがないとも思っていた。
ところが、この2ヶ月弱は調子が下がるどころか逆にあげていく事が出来た。
人生ゲームではマイナスな事も、実際にはプラスに進める事が出来る。
色んな面でこの2ヶ月は自分自身が大きく成長出来ている、だから走りの調子も上がっているんだと思え、それは自分自身の1つの大きな自信になりつつある。

「悔しい」という気持ち。
トレーナーの先生から頂いた
「頑張っている自分をちゃんと
自分自身が認めること」
この2つを大切に、また頑張ろー!
という気持ちを強く持てている。

次は8月27日の「乗鞍」!
最高です!
ありがとうございました。


Photo by N.Kobayashi

◆Resalt

 ●男子チャンピオン  21.6km  
1位 兼松 大和 Team Green Road 1時間01分25秒989
2位 高橋 利尚 パインヒルズ'90 1時間01分36秒589
3位 大久保 知史 team Kamekaze 1時間01分38秒769
 ●女子(総合)   21.6km
1位 豊島 典子 team panda 1時間16分09秒427
2位 中込 由香里 team SY-Nak 1時間18分26秒532
3位 狩野 綾 上毛レーシング 1時間22分07秒541