特に高速のシングルトラックなんかでは、体力の差、テクニックの差以外で、どれだけ回りが見えているかによってスピードが全然変って来ます。 回りが見えていなければラインを読み取る一瞬の判断も出来ないし、無駄なブレーキングも多くなってしまいます。 目が路面の変化について行けなければ当然です。 路面が様々に変化しているオフロードでは、これから自分が走ろうとしているラインと、この先通ろうとしているラインを探す為に、手前と先を交互に見ます。 特にスピードの上がる下りでは目も忙しい。 体は元気でも目がついて行かなければ速く走れる訳がありません。 長嶋茂雄は現役時代「ボールが止まって見えた」などと言っているのを聞いた事がありますが、速いライダーほど同じ様に回りも良く見えているものです。 ◆何時でも出来る目のトレーニング 何時でも何処でも出来る目のトレーニングを紹介します。これらは思いついたときのちょっとした時間でできるのでぜひ実行して見て下さい。 *左右50センチ〜1メートルに何か目標をきめて、その2点を出来る限り速く見る。 *上下50センチ〜1メートルに何か目標をきめて、その2点を出来る限り速く見る。 *前方に目標をきめ手前に親指を立て、その2点を出来る限り速く見る。 それぞれ30秒〜1分位を何回かに分けてやります。 あまり長い時間やる必要はないし、急にあまり沢山やるのは目の筋肉を痛めるので良くありません。 それこそ仕事の休み時間、朝のトイレの中、バス停での待ち時間など、どこでも出来ます。普段目を速く動かすことはあまりないので、こんな簡単なことでもスピードアップにつなげられるのです。 これをやっていると目が速く動かせるだけじゃなく、視野そのものもひろがってくるので、そんなに眼球を動かす必要もなくなって来ます。 この他にも、回るタイヤを一瞬でブロックが止まっているように見たり、通学途中の電車の中で視線を動かさずに一瞬で外の看板を読み取るなど、工夫すれば日常の生活の中でも速く走るための訓練はできるものです。 何のトレーニングでも自分で工夫することは大切で、人に聞いたり本を読んだりしたことをただそのまま鵜呑みにするより、それらをヒントに自分で納得し工夫して組み立てていった方が自分のものになります。 慣れてきたら、前方と手前を交互に見ながら同時に左右の景色を見るなど、だんだんレベルアップして行くけば更に視野は広がります。最初は疲れますが、慣れるにしたがって走りに現れてくるはずです。 ◆高速走行で鍛える ダウンヒラーのトップレベルの中には元オートバイのモトクロスライダーやスキーのダウンヒラーの人達もいますが、それらの経験からバランス感覚が良い他にも高速走行での動体視力に慣れている事も上げられます。 次は高速走行に目を慣らす事、そして目に入ってきた情報をもとに、一瞬の判断が出来るようになる事。 スピードを上げれば、だんだん視野は狭まって来ます。 でも日頃から目の訓練をしていれば回りも良く見えているので、余裕を持って状況判断が出来るようになります。 |
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