日本人のメンタリティとして『根性』『努力』『一生懸命』などを良しとする傾向は強いと思います。 もちろん強い精神力の必要な自転車競技では、それは重要だし、「人より1分1秒でも練習したい」と、がむしゃらな時期もある意味必要だと言えるでしょう。 しかし、がむしゃらだけでは勝てないのがスポーツの難しい所です。 最近伸び悩んでとかスランプで、なんて人は休養する事をおろそかにしていないでしょうか。 トレーニングとは回復があってこそ成り立つ訳で、負荷と回復の二つのバランスがとれて初めて強化に結びつく訳です。 また、休養を必要としない程度のトレーニングでは強化に結びつかないと言っても良いでしょう。 ◆強くなる仕組み 簡単に説明すると、負荷をかける事で体は消耗します。 そこで休養する事で体が元に戻ろうとして回復し、その反動で元の状態よりも更に強くなるという訳です。 このリズムをうまく掴んでトレーニングのプログラムを組めば、効率的なレベルアップが望める訳です。 あせった所で1リットルの器には1リットルの水しか入らない。 すこしづつ自分の器の大きさを広げて行かなければ、必死の努力も無駄な努力になってしまうのです。 ◆積極的休養 休むと言っても、家でゴロゴロしていれば体は休まるかと言うと、そうとは言えません。 軽くロードレーサーで流したり、水泳などの普段あまり使わない筋肉を軽く使う事により、血液循環が良くなり回復も早まります。 またレースやトレーニングの後もクールダウンを忘れてはいけません。 最後に軽く流す事で体に溜まった乳酸などの疲労物質の除去を速やかにし、明日へ疲れを残さない事も大切です。 日頃から起床時などに心拍や体重、疲れの感覚などの記録を取り、自分の体調を掴んでおきましょう。 ◆オフシーズン シーズンオフに入ると、多くのライダー達は2〜4週間程度のオフシーズンに入ります。 シーズン中自転車に全精力を掲げてきた選手達は、大抵の場合シーズンが終わる頃には自転車を見るのも嫌だと言うほど心身ともに消耗しています。 そんな時は自転車から離れることも必要です。 そのままトレーニングを続けていると、いつか疲労困憊になり、その後はシーズンを無駄にするか、最悪の場合は選手生命を終わる事になる場合もあります。 慢性疲労に陥ってしまうと、ちょっとばかりの休養では疲労は抜けません。 2〜3週間自転車を離れると走りたくてしょうがなくなってきます。これも休養の目的の一つです。 この走りたくなってくると言う感じも休養の期間の目安になります。 この期間は時々水泳をしたりスキーに行ったり、また休養後半はレースのビデオなどを見て、やる気をみなぎらせておくのも有効です。 ただし、これらはそれだけやっている人達だから必要な訳で、日頃からそこまで追い込んでない人達は休養も一歩間違えばただの練習さぼりになってしまいます、日頃から自分の心身の調子を把握してお来ましょう。 練習をさぼりたいと思ってる時も、体は何らかの信号を発しているものです。 |
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