●速く走るばかりがトレーニングじゃない


◆LSD(ロング・スロー・ディスタンス)
今年こそはとシーズン前から鼻息荒く意気込んでいる人達へ、はやる気持ちは分かりますが、その前にトレーニングの基礎として覚えておいて欲しい事があります。
その1つがLSD
運動するエネルギー源は主に糖質と脂肪からなります。
弱い力を出すエネルギー源は脂肪で、強い力を出すエネルギー源は糖質です。
レースでは強いエネルギーが必要になるから、糖質が多く使われる訳ですが、体に蓄えられる糖質の量には限りがあります。
それに比べ脂肪のエネルギーは弱いながらも糖質の何倍もの量を蓄えています。
だから長時間の競技で上位を目指すのであれば、脂肪のエネルギーを上手く使って糖質を節約できるかというのが大きなポイントになるのです。
乳酸分解能力を上げた体にして行く為にもLSD走をしっかりトレーニングに位置づける事が必要になります。
LSDでの心拍数の目安としては、年齢やレベルによっても個人差はありますが、130〜150位。
方法は簡単。
この心拍で長く走れば良いのです。
LSDトレーニングを続ける事により、同じ心拍でもスピードは上がり、やがては糖質を使わなければ出せなかったようなスピードを脂肪のエネルギーで出せるようになってきます。

◆痩せたい人にもLSD
以上の事からも、脂肪を落とすダイエットが目的の人達も、一生懸命走って糖質ばかり燃やすよりも、ゆっくり長く走った方が脂肪を落とすのには効率的だという事は分かると思います。
また、糖質ばかりに頼ったトレーニングでは血糖値が不安定になり体調も崩しやすくなってしまいます。
シーズン前からしっかりとLSDで基礎を作っておけば、シーズンに入ってからの力の伸びが全然違うはずです。

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